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2018年5月27日日曜日

対戦ぷよについて 置く速さ(1) 「一手にかかる時間」

対戦ぷよでの三要素(対戦ぷよについて参照)の一つ「置く速さ」について述べたいと思います。
最初に、定量的な事柄について見ていきます。
次の4つを仮定します:
・横ボタンまたは下ボタンを押しっぱなし
・横移動と下移動の速さは等しい
・キャンセルは考えない
・自然落下は考えない

以上より、組ぷよを一つ置くのにかかる時間t(n)[s]を次の式で表すことにします。

n:移動したマス目[マス]
v:移動する速さ[マス/s]
a:配置時に発生するアニメーションの時間[s]

vとaはどのぷよぷよ(例:PS4版ぷよぷよテトリス、ぷよぷよクロニクル、Puyo Puyo VSなど)かに依存します。
具体的な数値による議論も行いたいため、次の二つの動画(Puyo Puyo VS)からvとaを規定します。


これらより、近似的に以下の式が得られました。


0.8[s]、3.68[s]は動画編集ソフトによる測定値です。
t(n)の定義を用いて書き直して整理すると、
よって、
となります(cell:マス)。
f(n)を書き直すと、
と表せます。
最後に、一手にかかる最大の時間(右隅に置く時間)t(15)を見てみると、
となります。
これから、千切りなしで下または横ボタン押しっぱなしで置くことができれば、最大で1手約0.9秒と見積もれば良さそうです。

2018年5月21日月曜日

対戦ぷよについて

対戦ぷよ(ルールはぷよぷよ通を想定)について意見を述べたいと思います。
対戦ぷよから、以下の三つの要素を挙げます。

・置く速さ
・ぷよの配置(形)
・場の把握

それぞれについて記事を設けたいと思いますので、今回は軽く説明をします。

<置く速さ>
引いた組ぷよをどれだけ速く置けるかということです。
この要素のに関しては、下ボタンを押しっぱなしすることがほぼ全てですが、
回転を用いてより速く置く方法あったり、「ぷよの配置(形)」に依存する要素でもあります。

<ぷよの配置(形)>
自分の場に、どのようにぷよを配置するかということです。
この要素が一番主の要素であり、最も複雑で難しい要素だと思います。
「場の把握」がぷよの配置を理由の一部となります。

<場の把握>
場全体(特に相手の場)をどれだけ良く把握し、認識できるかということです。
把握する場所以下の四つを挙げます。
・自分のぷよ置き場
・自分のネクスト・セカンドネクスト
・相手のぷよ置き場
・相手のネクスト・セカンドネクスト
これらの情報が「ぷよの配置(形)」に大きな影響を与えます
(自分の場を見なければ連鎖は組めないので、相手の場に関しての説明です。)。
対戦ぷよならではの要素で、非常にテクニカルで難しい要素だと思います。

これらの要素を分析することで、対戦ぷよについてより一層理解できればと思っています。