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2011年3月4日金曜日

複素数に関する問題

数検からなかなか面白い問題を見つけたので、紹介します。

「不等号の両辺に0より大きい数をかけても不等号の向きは変わらず、0
より小さい数をかければ不等号の向きは変わる」という法則を認める限り、
複素数には大小関係を考えることができないことを説明しなさい。

急に聞かれると困ってしまう問題ですね。

1 件のコメント:

  1. 問題の答えです。

    虚数iの大小関係が考えられないことを示します。

    i<0 と仮定すると、両辺にiをかけると、

    i^2>0、-1>0 となり矛盾します。

    i>0 と仮定すると、両辺にiをかけると、

    i^2>0、-1>0 となり矛盾します。

    よって虚数には大小関係を考えることができないので、虚数を含む複素数も大小関係を考えることができません。

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