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2011年8月17日水曜日

確率の問題

てきとうに問題を作ったら、面白い答えが出たので、紹介します。

1/nで当たるくじをn回引くことを考える。
nを限りなく大きくしていくと、少なくとも1回当たる確率はどのような値に近づくでしょうか?

誰もが考えそうな問題なので、知っている人もいるかもしれませんね。

1 件のコメント:

  1. 問題の答えです。

    n回引いて少なくとも1回当たる確率とは、「n回ともはずれではない」と考えることができるので、全体の確率1からn回とも外れる確率を引くことで計算することができます。よって、

    1-(1-1/n)^n

    を計算することによって、1/nで当たるくじをn回引いて少なくとも1回当たる確率を求めることができます。

    そして、nを限りなく大きくしていくので、

    lim(n→∞){1-(1-1/n)^n}

    となり、nに関係のない1をlimの外に出して、n=-mの変数変換を行うと、

    1-lim(m→-∞){(1+1/m)^(-m)}

    = 1-1/lim(m→-∞){(1+1/m)^m}

    lim(m→-∞){(1+1/m)^m}はeの定義なので、

    = 1-1/e ≒ 0.632

    となります。

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